熱い経営者は何を引き付けるのか

1999年WebやクラウドなどのITテクノロジーを提供する会社として出発したアパマン。現在アパマンは多くの事業を手掛け巨大なアパマングループを形成するまでになりました。そこには信念と共に仲間を牽引してきた社長の姿があったようです。

・時代を見据えて行ってきた事業展開

得意のITを活用して不動産業界の質を向上させたいと考えていたことから、フランチャイズ加盟店を増やしネットワークを広げていきました。より多くの情報をスピード感をもってユーザーに提供できる、有効的なシステムを作り上げていったのです。異なる業種の技術やビジネスモデルを有する企業同士が集まる、コワーキングスペースを展開することでスタートアップ企業などの支援につなげてきました。社会問題となっている少子化対策にも貢献すべく出会いをサポートするマッチングサービスに協力するなど、社会に何か役立ちたいという思いも常に忘れてはいないようです。次の時代はAIなども活用され、さらに生活がIT技術によって便利になることが考えられます。そんな次世代にマッチする技術開発を進めており、今までにないサービスが提供できるよう取り組んでいるようです。

・仕事を支える実直な性格

社長である大村浩次は何事にも一生懸命取り組み、やると決めたら必ずやり抜く性格だといいます。仕事が大好きで、まさに寝る間も惜しんで働いた結果、アパマンを成長させてきたといえます。リーマンショックなどの影響で苦戦した時も、笑顔で変わらぬ働きぶりを見せていたといいます。真面目で人との縁を大切にするという人柄からか、応援したいと思う人も多く、またそれに応えるように仕事に熱心に取り組んできたようです。一年間に300回以上、多い時は600回以上も飛行機に乗り、自らの足を使って縁を広げ積み重ねてきたことは、これからのアパマンの発展にも大きくつながっていくことでしょう。

・営業からたたき上げた経歴

大学卒業後日観建設に勤務していた大村浩次は、類まれな営業成績を上げていたといいます。1991年9月には独立し、圓井研創を立ち上げました。京セラの稲盛和夫が塾長を務める盛和塾に入塾すると、世話役として率先して会員のお世話をしながら人脈を広げていきました。圓井研創時代には現在のフランチャイズネットワークの原型ともいえる方法で、不動産ビジネスを展開させ成功をおさめていたようです。自分の考える不動産事業について地元の不動産業者に説明する時も、情熱をもって、とにかく丁寧に行っていたようです。ともに行うことで、より良いビジネスを行っていけることを、一つ一つ伝え続けることで加盟店を増やしていったとのことです。そこには今も変わらない、自分の足を使った地道な努力が感じられるでしょう。西鉄の天神駅など都市部に、物件検索ができるパソコンを設置したことは、当時としては画期的なことだったようです。大村浩次の時代を先取りするアイデア力が発揮された出来事といえるかもしれません。若いころからとにかく全力で突き進んできた大村浩次。朝の日課に自ら会社周辺の掃除をするなど、真面目な性格は変わらないようです。

「やり遂げる」という強い情熱は、多くの人を巻き込んで巨大なネットワークへと発展させていきました。変わらない熱意と積み上げてきた実績、そしてさまざまなアイデア力が、異業種の人であっても共にビジネスを行ってみたいと思わせる、魅力につながっているのかもしれません。